平成27年度 生活環境常任委員会他都市調査【三日目】

【三日目】10月30日(金) 熊本市消防局

熊本市消防局は、平成26年4月1日からジム委託による広域化を開始している。再来年に三浦市との広域化を決定している本市にとって、参考になる先例と思われる。
熊本市は平成の大合併による市域の拡大に伴い平成20年以降、署所整備と管轄の変更を行ってきた。そのような中、平成24年の政令指定都市移行に伴い、1区1消防署体制の確立に向け手、段階的な整備を進めることとした。
広域化に伴い、消防広域化協議会を設立し、広域化を実現するために必要な協議項目を29項目定めた。10回に渡る協議の結果、

①管理部門の人員を減らし、現場豚員の増強
②町村の初動舞台の増強
③市境での現場到着時間の短縮
④災害規模に応じた対応力の強化

を図ることができたとのこと。
これら広域化のポイントは本市においても言われているところである。
一方、協議会の中では2町の離脱もあった。広域化の協議を行う市町村において、広域化によるメリットや必要性について総論では理解をされているものの、それまでの消防体制や歴史的背景により各論での調整が困難であったことが原因となったことによる。
故に、市町村消防はそれぞれに地域の課題があり、単に線引き役割の見直しではなく、それぞれの地域が抱える不安や懸念材料に対する議論を深め、全ての市町村にメリットが生まれるような仕組みづくりが必要とのことである。
本市においても今後の広域化の議論の中で、こうした点に留意しながら取り組んでいくことが重要と考える。