令和6年度 自民党市議団 視察報告【一日目】

【一日目】5月22日(水)東京都品川区 「エコルとごし」について

「エコルとごし」の正式名称は「品川区立環境学習交流施設」とされ、自然豊かな都市公園である「戸越公園」内に所在する。

平成30年に策定された品川区環境基本計画に基づき、次代につなぐ環境都市の実現を目指すため、世代を超えて環境を体感し学ぶための施設として22億円を要して整備された。体験学習機能・情報発信機能・交流連携機能等が同施設には求められおり、一方で公園内の一施設として区民や公園利用者の憩いと交流の場でもある。

また品川区は、電気などのエネルギーを無駄なく利用するため「ZEB(ゼブ)」認証を積極的に推進しており、環境にやさしい建物として「地球温暖化対策」を積極的に活用したシンボリックな施設として設置されたものが「エコルとごし」である。

太陽光発電や壁面緑化、地中熱を利用した空調設備など、環境負荷低減のための取り組みが行われた。その結果、同施設は基準となる建築物と比較し、削減率98.5%を実現した。

館内は、映像展示や常設展示、未来へのメッセージの展示の他、多目的スペース等の環境展示に加え、区民活動と環境保全活動の拠点機能で構成されている。

本市では、「エコルとごし」に似た施設として、環境部が所掌するリサイクルプラザ「アイクル」があり、ゴミの分別やリサイクルについて学ぶ施設があるが、「エコルとごし」のように環境教育や環境保全に繋がる視点は残念ながら乏しいと言わざるを得ない。

「エコルとごし」の特徴は「ひとづくり」の視点である。同様な展示施設を設けるとするならば、部局連携が必須であると考える。例えば、ごみの分別やリサイクルは環境部、自然環境は建設部、ゼロカーボン・CO2削減は経営企画部、海洋プラスチック問題は港湾部等が一致連携しなければ環境政策に対して全体として捉えることは出来ないと思う。

しかし、子供から大人までの幅広い環境学習を実現するためには、品川区のような政策的な後押しが必要と考えるが、新たな箱モノは財政上、不可能である。しかし、本市でも同様に幅の広い環境教育を目指す必要があると考える。そのために政策として幅広く市民の環境教育(ひとづくり)を主張していきたいものである。